建築家に住宅の設計を頼むと、費用が高くなると思われがちですが、
施工費を抑えるノウハウを持つ建築家を選ぶと、結果的にコストを抑えられることがあります。
一般的に、建築家に設計から施工監理までを依頼すると、請負金額の10%程度の費用がかかりますが、
工務店や職人との直接契約ができる建築家を選ぶと、建築費を抑えることができます。
建築家は独自のポリシーを持っています。そのため、建築家に住宅を依頼する前に、
そのポリシーに共感できるかどうかを確認しましょう。まずは、建築家の過去の作品を見学し、
自分の希望に合うかどうか話し合うことが重要です。
建築家と話し合いながら、概略のプランニングや概算の設計見積もりを受け取ります。
その後、依頼するかどうかの決断をします。依頼する場合は、建築家と設計契約を結び、
契約時に契約金を支払います。
建築家に概略のプランニングや概算の設計見積もりを依頼する際、他の建築家と競合させるのは避けましょう。
建築家との信頼関係を築くことが重要です。ただし、設計料を支払う場合や、コンテストを利用する場合は例外です。
分離発注とは、建築の各工程を別々の職種に発注し、設計士が管理する方法です。建築家によっては、
このシステムに対応しているため、施工原価を明確にし、見積もりのチェックも行ってくれます。
建築家に依頼すると、照明や家具までオリジナルで作成してもらうことができます。内装と調和した家具を設計士と一緒に選んだり、
照明を埋め込んだりすることが可能です。
建築家は木材をそのまま使う「表し」など、素材を活かした設計が得意です。高気密・高断熱工法で、
天井を張らずに空間を広く見せるなど、独自のデザインを取り入れることができます。
敷地が狭い場合や南側にスペースがない場合でも、建築家は工夫して自然光を取り入れる設計を行います。
吹き抜けや高い位置から光を取り入れる方法など、様々な手法で明るい空間を作り出します。
以上が、建築家や設計士に住宅を依頼する際のポイントです。個性的で独自の住宅を建てたい方は、
これらの情報を参考にしてください。
佐野建築設計室 代表 佐野一広氏(1級建築士)
店舗設計、医院設計、個人住宅設計を専門に扱っています。分離発注のシステムも対応できます。
デザインコンペ2003にて奨励賞を受賞しました。
株式会社 グッドリビング 専務取締役 佐々木宏之氏(1級建築士)
高度な専門知識と経験から住宅を建築する方のニーズに対応したアドバイス、コンサルタントを 行い、
住まい造りをひとつひとつ進めていきます。木造住宅が得意な分野です。
木村一宏建築設計事務所 代表 木村一宏氏(1級建築士)
個人住宅設計が得意な分野です。豊富な経験を生かし、厳格かつ精密な施工監理をしてくれて安心です。
ユーフラット工房 宇田明良氏(1級建築士)
手がけた住宅は数多く、的確なアドバイスをしてくれます。
内と外が一体となるような 数寄屋、町屋の世界がモットーです。